2010年1月31日日曜日

シャイニング

西京区の桂駅前にあるシネクティクス桂店。


小説家志望のユウスケは、雪深く冬期には閉鎖されるこの美容室へ、管理人としての職を求めて来た。



支配人のマサノブは、

「この美容室は以前の管理人であるタカノリが、孤独に心を蝕まれたあげくスタッフをバリカンで坊主し、自分も坊主にしたといういわく付きの物件だ」


と語るが、全く気にしないユウスケは、妻のトモミ、一人息子のカクヤと共に住み込むことを決める。


カクヤは不思議な能力


輝き(Shining)」


を持つ少年であり、この場所で様々な超常現象を目撃する。



美容室閉鎖の日、スタイリスト主任であるナオユキはカクヤとトモミを伴って、美容室の中を案内する。


自身も「輝き」を持つナオユキは、カクヤが自分と同じ力を持つことに気付き、


「何かがこの美容室に存在する」



と彼に語る。


そして、猛吹雪により外界と隔離されたシネクティクス桂店で、3人だけの生活が始まる。





もとやま☆なおゆき

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